寝言

好きな子たちを勝手に語る

TravisJapan、恐ろしい子

前記事オタクは繰り返す - 寝言の続き。

 

 

幼馴染との再会をきっかけに『TravisJapan』という存在を改めて知った私が再び彼らのことを意識するのにさほど時間はかからなかった。

 

あれから数週間後、たまたま目にしたネットニュースに『TravisJapan』の文字を見つけた。オランジーナ100のWEB CMに出ているらしい。

ニュース記事にはメンバーがポーズを取る画像(体育館でみんながNのポーズを取るあれ)が貼られているが、知っているはずの松松の2人がいない。

困り果て幼馴染に「松松がどれかわかりません」とLINEをすると、早々に「後列の両端が松松だよ」と返信が来た。

改めて後列の両端を確認した。拡大した。

 

(あ〜〜!!まちゅくら!わかる!!大きくなったけどわかる!!面影ある!!金髪〜!!金髪にしちゃった〜!!まちゅくら〜!!!)

 

なんとか松松の松の方を把握した。あの天使のようなショタ時代から成長はしているが、よく見ると知っている松倉だった。

問題は松松の松の方、松田元太だ。あの子はどこに行った。シンメのポジションにいるのは知らない黒髪の男だった。完全に男だった。言うならば雄だった。私はこんな男知らないと思った。でも凄まじく顔が良かった。

 

松松(特に元太)の成長を受け入れられずパニックに陥る私に、幼馴染はとある動画を送りつけた。

https://j-island.net/movie/play/id/1155

そこには同じグループの先輩を後ろから抱きしめ謎の彼氏感を醸し出している完全に雄の顔した元太がいた。ちょっと意味がわからなかった。でもとにかく顔が良かった。

 

 

(あ、これなんか、やべえやつだ)

 

 

そんな私の異変に気が付いたのか、幼馴染は追撃と言わんばかりに更なる動画を送りつけてきた。

https://youtu.be/oJGbh8HR7TE

お化け屋敷にビビりまくり、高校も卒業した顔の良い青年同士がひたすらずっと手を繋いでいた。しかも恋人繋ぎだった。よくわからなくてちょっと混乱した。あきらかに距離感が馬鹿だった。そしてやっぱりめちゃくちゃ顔が良かった。

 

私の知っているシャカリキ元気に踊る可愛い女の子のような元太はもういない。代わりに雄み溢れる超絶顔の良い19歳の元太が爆誕している。そんな事実を受け入れるのにリアルに2週間くらいかかった。

 

「毎週木曜にYouTubeで動画更新してるから、今の元太をもっと見てみたらいいのでは?」

 

幼馴染にお手本のようなダイレクトマーケティングをされ、私は素直に従った。お昼休みは毎日YouTubeを見て過ごした。

そんな中で気が付いたことが2つある。

 

ひとつ。

あれほど変わったと思っていた元太も、楽しそうに笑うと昔の面影がしっかりと残っていた。シャカリキに踊るあの頃の元太がいなくなったわけじゃなかった。

 

ふたつ。

TravisJapanというグループをちゃんと認識したことはなかったけれど、メンバーをよくよく見ると知っている子ばかりだった。あの子もこの子もJr.ランドに出てたじゃないか!すっかり垢抜けててわからなかった!

 

 

単純なオタクなので途端に妙な愛着のようなものが湧き、更に熱心にYouTubeを見るようになった。名前と顔しか知らなかったメンバーの個性がどんどんわかってきた。

記憶に残るまだ中学生くらいだった彼らがバッキバキに踊りイケ散らかす姿は親戚の子の成長を見るようで目頭が熱くなるし、かと思えば無邪気にきゃあきゃあ騒ぐ様子はただの未就学児で(赤ちゃんじゃん……)とオタクの良くない口癖が止まらない。

ああこれダメだ沼だ。

TravisJapan、怖え。

 

もう毎週木曜日のYouTube更新とアイランドTVだけでは満たされなくなってしまった私は、ほんの少し悩んでとうとう覚悟を決めた。

 

 

課金をしよう。

 

 

ジュニア情報局に入った(クソ安くてびっくりした)。運命のタイミングで始まったオンラインストアでしこたま生写真を買った。100年ぶりにアイドル誌を買った。

 

「おかえりJr.の沼へ」

 

止まらない私に幼馴染はそう言ったけど、こんなのおかえりどころの騒ぎじゃねえ。

終わりの始まりだ。しかもめちゃくちゃ楽しい。TravisJapanの沼はズブズブと私の足を掴んで引き込んで離さなかった。

トラジャ担になろう、そう観念するしかなかった。

 

 

 

あのTravisJapanとの出会いからここまでで2ヶ月経つか経たないかの出来事である。

私はこの新たな底なし沼に怯えて余計な抵抗をしてしまったので、もっと早く降参してればよかったのにと今では思う。

 

 

ここから始まる更なる怒涛のジャニオタ生活。

次に待つのは『担当』という難題。